総合 住まい・暮らし・文化

鉄骨系住宅会社 木造分譲強化着々と 縮小する住宅市場に挑む

 新築の住宅着工戸数に頭打ち感がある。背景には少子高齢化の進展によるマーケットの縮小があるのは言うまでもない。今後の市場拡大が見込めない中で、住宅業界には危機感があり、新たな施策を次々と打ち出している。そうした流れの一つに、鉄骨系の大手ハウスメーカーが木造分譲を強化する動きがある。昨年度、トヨタホームは木造分譲専用商品を投入し、パナソニックホームズは新工法による大型パネルを駆使して木造分譲地を販売した。更に、大和ハウス工業はここ数年、木造分譲を強化し実績を重ねている。いずれも一次取得者層を想定。従来よりも求めやすい価格帯で販売すると共に、品質を落とさずに縮小する住宅市場に挑む。(古賀和之)

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