総合

大言小語 熱戦に期待

 建設・不動産業の従事者をメンバーとする大学ОB会の野球チームによる「URELベースボールリーグ」が5月9日、都内で開幕する。大学不動産連盟に加盟する大学ОB会のうち6校の野球チームが同リーグ戦に名乗りを上げた。

 ▼初戦は、法政大学の建設・不動産橙法会野球部と日本大学の不動産建設桜門会野球部が対戦する。このほか明治大学の建設・不動産駿台会野球部、早稲田大学の不動産稲門会野球部、立教大学のセントポール生活文化研究会ベースボールクラブ、慶應大学の不動産三田会野球部の4つのОB会野球チームが参加。8月まで総当たりの全30試合が行われる予定だ。

 ▼大学不動産連盟は、加盟する大学ОB不動産会の相互の親睦と、不動産事業に関する情報交換や研修を通じて社会や母校に貢献する目的で、99年に発足した「不動産5大学合同懇親会」を母体に設立された。活動期間は10年を超え、校友の枠を超え地域に根ざした不動産取引を目的とする12の地域情報交換会の活動も活発だ。

 ▼現在、同連盟の正会員は11校、オブザーバー2校で、全ОB校の会員総数は実に3000人を超える規模に発展した。協会や団体を除いて、有志の会としてこれだけの組織力があるのは異例。公私を問わず、人とのつながりや絆、信頼を求める、昨今の世相を反映した活動とも言えそうだ。3月の発足式兼抽選会に集まった選手たちの意気込みは熱く、白熱した試合が期待できそうだ。