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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(11/17〜11/23)

・23年度宅建試験 合格点は36点、合格率は17.2%

・賃貸経営管理士試験を11月19日に実施

・賃貸メンテ主任者制度 初動1週間で3千人

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3本ピックアップしていきます。今回の3本はいずれも資格記事に注目が集まっています。まずは、1位の「23年度宅建試験 合格点は36点、合格率は17.2%(2023/11/21配信)」になります。毎年10月中人におよそ20万人が受験する国家資格です。今年の試験の難易度は昨年よりもやさしいとみられ、合格率が若干上がりましたが、合格点は昨年と同様に36点となりました。住宅の購入は、多くの人が一生に一度の大きな買い物とされ、宅建士が担う責任は大きいものがあります。また、特に宅建業の資格を生業に考えている合格者は、今後の不動産業界を担う重要な人材でもあります。

 次は、3位の「賃貸経営管理士試験を11月19日に実施。受験者は速報値で2万8295人(2023/11/20配信)」です。賃貸不動産経営管理士が国家資格となって人気が高まっている分野です。賃貸オーナーや投資家、賃貸住宅管理会社で注目を浴びています。賃貸住宅を200戸以上管理する事業者にとって必須の資格になります。ただ、これまで急速に受験者数が伸びてきましたが、足元では賃貸住宅管理会社の取得が一巡したとされ、今後は受験者数と資格保有者を増やすには、投資家など個人ベースに照準を当てて展開することが必要になりそうです。

 最後に6位の「賃貸メンテ主任者制度 初動1週間で3千人 日管協(2023/11/21号)」です。賃貸住宅管理業に携わる人の住宅設備機器などに関する能力を上げていくことを目的とした資格で、今年から始動したものです。11月6日に初の受験申し込み受け付けが始まり、日管協としては、どの程度の反応があるか肝をもんでいたところですが、目標とする1000人を初動1週間で3000人と注目度の高さがうかがえました。どこまで業界に定着していくかに注目していきたいところです。

 

 

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