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LIXIL住研調べ 地震発生時、7割が現在の住まいの対策に不安

 LIXIL住宅研究所はこのほど、住まいの地震対策に関する調査結果を公表した。2月28日~3月2日に全国(沖縄を除く)の20歳以上の既婚女性555人にウェブ上で実施したもの。

 地域で大規模地震が発生した場合、現在の住まいでの対策について「とても不安である」か「不安である」との回答が7割近く(69.6%)に上り、戸建て(持ち家・借家)の居住者では71.0%と、マンション(持ち家)居住者(60.4%)を10.6ポイント上回った。また、不安な理由で最も多かったのは、「家(住まい)が壊れる可能性がある」(44.7%)で、次いで「家の中の物が落下して怪我をする」(44.1%)、「窓ガラスなどが割れて怪我をする」(40.7%)、「倒れた家具(タンスなど)で怪我をする」(40.0%)が4割以上を占めた。

 一方、現在実施している住まいの地震対策で最も多かったのは「寝室などの家具は倒れてもベッド(寝ている場所)に倒れない方向にしている」(27.6%)で、次いで「家具(タンスなど)が倒れないように転倒防止対策をしている」(24.0%)、「背の高い家具などを置かないようにしている」(22.0%、以下同じ)「地震で落下した際に怪我をしそうな物を高いところに置かにようにしている」「テレビやパソコン(モニター含む)などにも転倒防止対策をしている」などが上位を占めたがいずれも2割台にとどまった。地震対策を「そもそもやっていない」との回答が24.9%に上った。また、地震対策の見直しについては、「定期的に見直している」は11.5%、「定期的でなはないが見直している」(33.8%)にとどまり、54.2%が見直していないことが分かった。