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カーメスト大蔵の杜、防災イベントに180人来場 JKK東京

 JKK東京(東京都住宅供給公社、東京都渋谷区)は、新たな賃貸住宅ブランド第1号として竣工した世田谷区の「カーメスト大蔵の杜」で12月4日に防災体験イベントを開催した。子どもから高齢者まで約180人が来場し、住民同士の交流を深めた。

 高度経済成長期に差しかかる60年から入居を開始した大蔵住宅は現在、全体を4期に分けて順次建替えを進めている。そのうち第1期として「カーメスト大蔵の杜」381戸が今年7月に完成し、従前から大蔵住宅に住む人が移り住むと共に、新たな入居者を迎えている状況だ。

 今回の防災体験イベントは、「カーメスト大蔵の杜」の居住者や地域の人々を含め、住民同士の交流を図るために開催したもの。成城消防署や世田谷区の砧総合支所、砧まちづくりセンターなどの協力を得て、「煙ハウス」の体験や、AEDや消火器の使い方を講習する「応急救護訓練」、「初期消火訓練」などを行った。  

 なお、カーメスト大蔵の杜には、災害時に使えるマンホールトイレや防災井戸、災害時に煮炊き等ができる機能を備えたかまどベンチを設置。今回のイベントの中で各設備の使い方をフロントスタッフ(管理員)がデモンストレーションし、利用方法を説明した。

(写真)消防服を着させてもらう子供たち