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東急不などニセコのリフト利用でNFT販売

 東急不動産、HashPalette (東京都港区、吉田世博代表取締役CEO)は、スキー場「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」(北海道倶知安町)において、国内初の取り組みであるアーリーエントリー権が付与されたNFT(代替性トークン)の販売を12月1日から開始する。アーリーエントリー権が付与されることで、対象のリフト開場時間よりも前に入場できる”ファーストトラック”を堪能することが可能。HashPaletteと同社は、今回の実証実験を皮切りに、リアルな体験価値とNFTを結びつけ新しい体験価値を提供すると共に、NFTを活用した日本の観光資源と不動産の価値向上に取り組む。

 「ニセコパウダートークン」を購入することで現地での特典を利用することに加え、万一購入した日程の都合が合わなくなれば、二次流通市場で売買する事も可能。また、トークンを保有していることで、さまざまなサービスや特典利用の可能性を検討している。

 今回の実証実験では、「ニセコパウダートークン」を通してニセコの魅力を世界に発信し、新たな利用者層が訪れるきっかけとなることを企図したもの。また、東急不動産ホールディングスが長期ビジョンで掲げる、DXによる新しい体験価値創出の取組みの1つと位置づけられている。