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東建など6社、新宿センタービルで有機性廃棄物燃料化実証実験

 東京建物、明治安田生命、日本プライムリアルティ投資法人、損害保険ジャパン、東京電力エナジーパートナー、サステイナブルエネルギー開発は、オフィスビルから排出、焼却処理されている有機性廃棄物を燃料化する実証実験を新宿センタービル(東京都新宿区西新宿、54階建て)で、実施した。

 今回行う実証実験は、新宿センタービルに入居している損保ジャパンほか一部のテナント企業の協力で、有機性廃棄物から固形燃料「バイオ石炭」を生成するもの。燃料を生成する過程においては、損保ジャパンが業務連携しているサステイナブルエネルギー開発が開発したISOPシステムを使い、亜臨界水処理を実施。同システムで亜臨界水処理装置を稼働する際に消費される電力量に対して、約2・5倍を生成できる見込みだ。

 実施する亜臨界水処理に用いる電気は、東電エナジーパートナーが供給する実質的に再生可能エネルギーとみなされる電気を使用し、脱炭素に向けた環境にも配慮した取り組みとなる。