マンション・開発・経営

野村不 中国・上海で現地法人設立し現地体制を強化

 野村不動産は、中華人民共和国上海市において、現地法人「野村房地産諮詢(上海)有限公司」(NRES)を設立した。同社は、上海市および江蘇省、浙江省、安徽省を含む長江河口の三角州を中心とした「長江デルタ」と呼ばれる地域における、新たな事業機会の獲得・事業推進を強化する観点から、同エリアの中心である上海市への機能集約を決定。NRESの設立に伴い、現地法人「野村不動産諮詢(北京)有限公司」は閉鎖する。今後は、一層強化した現地体制を基盤とし、成長著しい中国での事業拡大を図る。

 同社グループは中長期経営計画の中で海外事業を成長分野の一つと位置付け、28 年3月期までに海外事業において約3000億円の投資を計画。加えて、同期間までに海外事業による利益比率を全体の15~20%まで拡大させる方針を掲げている。