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兵庫・神戸の再開発で1万人収容大規模アリーナ NTT都市開発など

 神戸市は、新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業で、整備の優先交渉権者として、エヌ・ティ・ティ都市開発を代表企業とし、デジタル・モビリティサービス業のスマートバリュー(大阪市中央区)とNTTドコモを構成員企業とする企業グループを2021年3月29日に選定した。神戸のウォーターフロントエリアのシンボルとなり、スポーツやコンサート、国際会議もできるMICE施設として、兵庫県内で最大規模の約1万人超収容規模のアリーナが2024年のオープン予定で誕生する。

 再開発地は、神戸市中央区新港町130の2の敷地約1万9340平方メートル。

 計画案によると、大規模多目的アリーナ「KOBE Smartest Arena」(建物規模はRC一部SRC一部S造5階建て延べ約2万5301平方メートル)のほか、最大3000人が滞留できるオープンスペースの「プラザ」、アリーナと水際緑地をつなぐ歩行者専用の街路空間の「コリドー」、そのコリドー沿いに飲食店舗やオープンテラスを配置する。2021年4月に土地譲渡契約や土地の引き渡しを行い、同企業グループで設計、工事に着手していく。

 なお、スマートバリューはこれに伴い、2021年4月1日付けで100パーセント子会社「One Bright KOBE」(神戸市中央区)を設立し、施設運営を担う。