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住宅ローン不正利用検知システムを本格稼働 アルヒ

 アルヒは12月25日、住宅ローン不正利用検知システム「ARUHI ホークアイ」をHEROZ社と共同開発し、本格稼働を開始した。
 「ARUHI ホークアイ」はAIを使って、過去の住宅ローン申し込み案件をもとに不正案件の特徴を学習し、「フラット35」で不正に投資用マンションなどに住宅ローンを利用しようとする案件を検知するシステム。審査データ7万件超を、HEROZ社のAIエンジン「HEROZ KISHIN」に読み込ませて検知した。アルヒでは、引き続き、より正確かつ広範囲な不正利用懸念案件の検知とAIの活用による時間・工数の短縮の両立を目指すと共に、「(同商品の)他の金融機関向けへの提供の可能性についても来年度から検討する」(同社広報)としている。
 HEROZ社は、将棋AIで開発した手法をコアに様々なサービスを生み出している会社で、25日、東京証券取引所マザーズ市場から一部へ市場変更している。