政策 賃貸・管理

賃貸管理登録制度 一部見直しで活用促進 「重説に登録の有無」検討 国交省

 国土交通省は来年度、賃貸住宅管理業者登録制度の一部を見直す方針だ。昨秋から開催している有識者会議を通じ、制度をめぐる現状を整理した上で課題を抽出。年度内に報告書をまとめ、来年度から必要な改善策を講じる。現時点では賃貸借の重要事項説明に、管理業者の同制度への登録の有無に関する事項を追加することなどを検討中だ。
 同制度は2011年12月に創設された、賃貸管理業務処理準則を遵守する管理業者が登録する任意の制度。賃貸管理業務の適正化を図ると共に、登録業者の情報開示を通じて、貸主・借主に物件や事業者を選択する際の判断材料としてもらう狙いがある。