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オフィス移転理由トップは「業容拡大」、「賃料が安い」は下位に

 森ビルはこのほど、「東京23区オフィスニーズに関する調査」をまとめた。それによると、移転理由のトップは「業容拡大」で、一方「賃料の安いビル」は順位を下げたことが分かった。

 東京23区内に本社を置く、資本金上位の1万社を対象にアンケート調査した。

 新規賃借意向を聞いたところ、「あり」の割合は20%で、6年連続の2割超となった。移転理由としては、「業容・人員拡大」(38%)が昨年に続きトップ。2位は「立地の良いビルに移りたい」(28%)、3位は「耐震性の優れたビルに移りたい」だった。リーマンショックの08年以降1位を続けていた「賃料の安いビルに移りたい」は、2年前から順位を下げ始め、今回は6位だった。