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東京ビル賃料、7年ぶりの高水準に CBRE調査

 CBREは7月23日、2014年第2四半期のオフィスビル市場動向を発表した。東京のグレードAオフィス(延床面積1万坪以上、築11年未満)の空室率は4.8%で前期比0.1ポイント上昇したが、想定成約賃料(坪単価)は3万1650円で同2.8%上昇した。賃料は2007年第3四半期以来、7年ぶりの上昇幅だった。

 同社によると、空室率の上昇は、今期は新築ビルが4棟竣工し、うち2棟は空室を抱えたままだったことが主な要因。ただ、これらのビルへの引き合いは強いため、空室消化に時間はかからない模様。全体的に空室率の低下と共に、賃料上昇機運は高まっており、今後は上昇ペースが加速していくと見る。