政策

社会インフラ老朽化へ対策 13年度国土交通白書発行

 国土交通省は7月1日、国土交通白書を作成し、閣議で了解を得た。
 13年度白書のテーマは、「これからの社会インフラの維持管理・更新に向けて」。第1部総論では、インフラ老朽化という現状を受けて、(1)社会インフラの多面的利用、集積による効率化といった「賢く使う」、(2)維持管理・更新におけるPFIの活用など「みんなで支える」、(3)地方公共団体における担い手確保など「将来を見越す」という3つの観点から、実際の取り組み事例などをもとに目指すべき施策の方向性を検討。そして、国土交通分野における現在の主な取り組みを紹介している。
 第2部各論では、東日本大震災からの復旧・復興に向けた取り組みや観光立国の実現、安全・安心社会の構築としてユニバーサル社会の実現・交通分野に置ける安全対策の強化、ICTの利活用と推進――など、政策課題ごとに記述している。