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住宅向け液状化対策工法を開発 積水ハウス

 積水ハウスは、土木やビル建築などの液状化対策として実績のある「格子状地盤改良」の技術を戸建て住宅や賃貸住宅に適用した独自工法「シード(SHEAD)工法」を新開発し、4月1日より提供を始めた。4階建て以下の小規模な住宅でも「格子状地盤改良」の効果が得られる設計手法を確立すると共に、住宅で一般的に用いる小型地盤改良機械での工事を可能にした。

 シード工法は、液状化が発生する恐れのある地盤に対して、セメント系固化材と土を混合して固化する柱状改良(深層混合処理工法)で連続した壁を構築し、格子状に囲む工法。地震時における地盤の変形を抑制し、同工法で囲まれた地盤の液状化そのものを発生させない地盤補強工法。建物の沈下・傾斜の防止や地中から砂や水が噴き出す噴砂・噴水現象等の被害防止に効果がある。