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住友林業、北海道紋別市でバイオマス発電事業を開始

 住友林業と住友共同電力(愛媛県新居浜市、住友化学連結子会社)は10月22日、合弁会社を設立し、北海道紋別市でバイオマス発電事業を開始すると発表した。

 設立する合弁会社は、未利用の林地残材や間伐材などを利用したバイオマス発電会社と発電所に供給する燃料チップ製造会社の2社。紋別市の所有する工業用地に発電規模50メガワットのバイオマス発電施設を建設する。燃料は、燃料チップ製造会社のほか、地域の他社チップ工場から購入する木質チップや輸入PKS(ヤシの実のうち、パーム油として使われない実の殻の部分)などを利用。オホーツク周辺地域から集荷される間伐材などが主燃料となるので、地域の林業と発電事業が連携した仕組みの構築を図っていく。

 発電所の営業運転開始は、16年12月の予定。試運転稼働は同年8月以降。