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超高層ビル火災の避難シミュレーションが特許取得 森ビルなど

 森ビルと構造計画研究所が2008年に共同開発した「超高層ビル用火災時避難シミュレーションシステム」が、このほど特許権を取得した。
 火災発生時の避難完了時間や避難者密度など多方面から避難の安全性を評価し、現実に即した避難計画の立案を推進できるのが同システムの特徴。設計段階で非難時の問題個所を特定することで、安全性の高いビルづくりにも役立つほか、障害者、高齢者などの避難弱者を考慮した避難計画の作成、エレベーターを活用した避難の検証にも対応するという。
 森ビルによると、東京消防庁が指針を発表した火災時の避難誘導用エレベーターの活用を想定した避難計画の検証にも対応しているとしている。