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小田急不動産が検査・保証サービス 売却フェアで3月末まで

 小田急不動産(東京都渋谷区)は3月1日、専任媒介(専属専任を含む)を締結した個人の売主を対象に、インスペクション(建物診断・検査)や瑕疵保証を含むサービスを開始した。毎年実施している売却応援フェアの一環で、期間は3月31日まで。

 戸建てについては既存住宅保証センター(東京都新宿区)と提携し、同社が派遣する性能評価機関がインスペクションを行う。一定の基準を満たす物件には適合マークが付与され、売買契約締結後に買主の任意で既存住宅売買瑕疵保険に加入できる流れだ。その場合の保険料は買主が負担する。築25年以内の木造戸建て住宅が対象。

 マンションのサービス内容は、設備機器の検査・保証が主体となる。日本リビング保証(東京都渋谷区)に業務委託したうえで、対象機器について引き渡し日から1年間、10万円を上限に修理・交換費を保証。また、水回りのトラブルなどに24時間対応するサービスも同時に行う。築年要件は、築30年以内。

 このほか土地については、住宅と同じく専任媒介(専属専任を含む)を締結した売主を対象に地盤調査を実施する。検査は地盤補強工事などを手掛けるジオテック(東京都新宿区)が担う。

 一連のサービスは3月末までの期間限定だが、4月以降も売買仲介に付随するサービスを行う予定。「(現行のサービスを)更に掘り下げ、カスタマイズして提供したい」としている。