賃貸・管理

「物件紹介業からの脱却を」 C21、名古屋で年次総会 

 不動産フランチャイズ事業を展開するセンチュリー21・ジャパン(東京都港区)は2月5日、名古屋市内のホテルで年次総会を開催した。テーマは『SHINKA=進化・深化』。全国の加盟店から、約1000人が参加した。

 売買・賃貸の受取報酬総額で優秀な成績をおさめた店舗・従業員の表彰に続いて、三津川一成社長が2013年の方針を発表。昨年の目標『1人当たりの生産性20%アップ』を継続しつつ、「単純な物件紹介業からの脱却」(三津川社長)を目指すという意味での『進化』を促した。昨秋に開始した、中古物件購入とリフォームなどをワンストップで提供するサービス『リボーン21』の利用促進にも言及した。一方の『深化』については、過去に取引した既存顧客との関係を継続し、紹介案件を積極的に獲得していく姿勢を求めた。

 このほか、センチュリー21リアルエステートのクリス・ケルバンジャン副社長によるビデオメッセージを披露。世界73カ国で7000店舗を展開するネットワークを生かし、国を問わず物件検索が可能な『国際ホームページ』の構築を進めていることを明かした。

 なお、C21・ジャパンの2012年における加盟店受取手数料総額は、430.3億円(前年比5.8%増)。全体の半数以上の加盟店で、前年比アップを記録した。