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大京 1棟リノベ事業に参入、第1号物件を取得

 大京グループで不動産流通事業などを行う大京リアルド(東京都渋谷区)は、1棟マンションのリノベーション事業に参入する。このほど、第1号となる物件を取得した。

 同事業では、専有部のリフォームだけでなく、共用部もデザインや機能のバリューアップを実施。セキュリティの向上やバルアフリー化、防災備蓄倉庫の設置などを通じて、付加価値を提供していく考えだ。また、住宅専門の保険会社(保険法人)が提供する中古住宅用瑕疵(かし)保険への加入などが要件になっている、リノベーション住宅推進協議会の定める基準に適合させる予定。安心、安全も提供していく。

 第1号物件は千葉県千葉市美浜区に立地。地上4階建ての住戸数23戸で築20年超の社宅だ。リノベーション工事後の物件は、来年3月メドの販売開始を目指している。

 同社では、住宅ストックの増加に伴い、消費者のリノベーションマンションに関する関心が高まっていることなどを受け、今年4月にリノベーション事業を推進する専門部署を設置。また、7月からは、専有部分1戸単位でのリノベーションマンションを「Renoα(リノアルファ)」というブランドで展開している。