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「エイブル観測」 賃貸オーナー向け調査 利益減少今後も続く ARI

 エイブルリサーチ・インターナショナル(ARI、東京都港区)は第1回「エイブル観測」の調査を実施し、9月21日調査結果レポートを開示した。これは、エイブルと取引のある物件オーナー2000人に対してアンケート調査を行い、結果を業況判断DI(アンケート設問に「良い」「普通」「悪い」の3つの選択肢から選び、「良い」と答えた割合から「悪い」を差し引いたもの)として分析したもの。
 調査によると、物件の競合が激化していて、入居率も低下しているが、賃料や敷金などはそれ以上に低下。オーナーの利益の減少は今後も続く見通しだ。これに対応するため、オーナー側は建て替えまでは至らないものの、リフォームの意欲や予算、設備投資を強化する方向にあり、これらの意欲の高まりが行動に移れば、今後、賃貸住宅の向上が更に進む可能性が大きい、という。詳細は、HP(http://www.kurashi-able.jp/)まで。