政策

住宅金融支援機構、「行政法人」で存続へ 規模は縮小

 「住宅金融支援機構の在り方に関する調査会」(調査会長・佃和夫氏=三菱重工業会長)はこのほど、最終報告書をまとめた。今後、行政刷新会議へ報告し、改革への様々な内容に着手していく。

 2012年1月20日の閣議決定で、全体で102ある独立行政法人を65法人に統廃合することが決まり各独立行政法人の方向性が決定したなか、住宅金融支援機構とUR都市機構については議論が継続していた。12年2月から9回にわたって開かれた今回の調査会では、「民業補完の視点を踏まえた証券化支援業務の改革」「『市場活用型の政策実施機関』にふさわしいガバナンスの実現」「業務効率化の推進」について検討。14年4月から新たに「行政法人」に移行することが決まった。また、長期・固定で低利な住宅ローンの効率的な提供、住宅金融支援機構の業務縮小の方向性についても最終報告としてまとめられた。

 行政改革担当大臣の岡田克也副総理は、民間金融機関だけで長期・固定の住宅ローンを提供し続けることは難しいと指摘した上で、「住宅金融支援機構の存在価値は間違いなくある」と言及。行政法人として存続していくことの意義を語った。そして、「当機構の在り方について様々な議論が繰り返されてきたが、今回で最終決着と位置付ける。独立行政法人から行政法人へと移行する14年4月に向けて、着手できる様々な改革を進めていきたい」と話した。

 なお、UR都市機構についてはまだ話し合いが継続している状況で、「もう少し時間がかかりそうだ。実現可能な改革案を示したい」(岡田副総理)としている。