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自然エネルギー活用住宅普及へ4月に協議会設立

 会員工務店を通じて「外断熱・二重通気工法」による住宅を供給しているソーラーサーキットの家(本社・横浜市)と、住宅用断熱材などの製造・販売を手掛けるフクビ化学工業(本社・福井市)は4月2日、「自然エネルギー活用住宅普及促進協議会」を設立する。創エネルギー機器や高効率設備に頼りすぎない自然エネルギー活用住宅の普及を目指す。現在、活動の主旨に賛同する工務店や商社、メーカー、建材店の参加を募集している。
 協議会では、住宅供給者である工務店に対して、「正しい断熱や通気構造の作り方」や「省エネ計画」の研修を実施するほか、一般ユーザー向けに「エネルギー消費を少なくする住宅の選び方」や「自然エネルギー活用方法」について情報発信していく予定。
 アドバイザーとして信州大学工学部建築学科の浅野良晴教授や東京大学生産技術研究所の加藤信介教授、J建築システムの手塚純一郎代表取締役が参画する。
 ソーラーサーキットの家は、すてきナイスグループとカネカが2008年に設立した合弁会社。