開発・企業

アパグループ、都心開発着々と進行 2年弱で31棟

 アパグループは、東京都心エリアでの開発を順調に進めている。
 このほど、高級マンションブランド「CONOE(コノエ)」シリーズ初のファミリー層をターゲットとした「コノエ秋葉原 万世橋」の起工式を開催した。また、代官山駅前でも110~120戸クラスの「億ション」を中心とした物件を開発する予定だという。
 同社は2010年4月に発表した中期5カ年計画で、「都心3区(千代田区・港区・中央区)を中心としたマンション年間供給棟数およびホテル棟数ナンバー1」の目標を設定。その後、これまでの2年弱の間に開発したマンション(土地仕入れ含む)は13棟、ホテルは18棟の合計31棟に上る。
 中計の終了時点の目標数字は明らかにしていないが、元谷代表は、「目標を無理に達成するようなことはしない。責める時には攻め、自制すべきときはそうする。その時々の環境に応じた経営方針だ。それが当社の強みであると考える。そのうえで、都心ナンバー1を目指したい」と抱負を語った。