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賃貸市場活性化へ企業とコラボ ミサワがプロジェクト始動

 ミサワホームは1月19日、様々な企業とコラボレーションすることで賃貸住宅市場を活性化する「ミサワ・カケルプロジェクト」を始めると発表した。
 第1弾として、マスキングテープや粘着テープなどを制作・販売している老舗メーカー、カモ井加工紙(本社・岡山県倉敷市)と組んだ。同社が開発したラッピング用テープ「mt」を使って賃貸住宅の居室内をデザインする。同テープは、簡単に貼ったりはがしたりできるというマスキングテープの特性を生かし、ラッピング用やステーショナリーの位置付けで発売しているもの。多彩な色やデザインをそろえる。店舗の内装やクリスマスの飾り付けなどにも使われている。
 一般的に賃貸住宅は退去時に原状回復が必要となるため、入居者が好みに合わせて室内の装飾を変えるのは難しい。そこで今回は、貼ったりはがしたりしやすく、デザイン豊富なテープを使い、賃貸住宅の模様替えを提案。2月初旬には倉敷市内にモデルハウスを公開する予定だ。

 ミサワホームは新中期経営計画で既存事業の収益最大化を基本方針の1つに掲げ、資産活用事業を積極化している。様々な企業と協力しあう「ミサワ・カケルプロジェクト」を進めることで、賃貸住宅の新たな可能性を探り、提案していく。