投資

野村不動産、米国で私募ファンド組成・運用、米ヒューストンに賃貸住宅317戸

 野村不動産投資顧問は、米国テキサス州ヒューストン市内で開発予定のタワー型の賃貸集合住宅に事業参画を目的とした物件特定型ファンドを組成して運用を開始した。

 同ファンドは、投資対象となる不動産を事前に特定する私募ファンド。投資検討時に対象不動産のリスクや収益性を具体的に評価しやすく、運用期間中は詳細な状況把握が可能という。同ファンドを通じて、JR西日本不動産開発と芙蓉総合リースの現地法人、野村不動産などの日系企業が、地元デベのトランスウエスタン社をパートナーとする共同事業となる。

 開発物件は、ヒューストン市中心部の「リバーオークス」地域で、トランスウエスタン社が推進する複合開発「The ROプロジェクト」内の高層賃貸住宅棟「Clayton at The RO」(総戸数317戸)となる。敷地およそ2241坪に地上28階建てを開発する。住宅、ホテル、商業施設、オフィスが一体となった都心型コミュニティーの中核を担う施設を目指す。竣工は2028年を予定する。