社説「住宅新報の提言」

IDU オークションを刷新 売主ニーズに対応

 アイディーユー(IDU)は3月2日、マザーズオークションのリニューアルを発表した。入札参加者を増やすため、買い側は一般参加も可能とする「オープンオークション」や、反対に買いニーズを事前に登録した人だけが参加できる「クローズドオークション」など多彩なオークションを創設する。

 このほか「プレミアムオークション」も創設する。これは2億円超の首都圏の土地や、10億円超の収益物件について、リートなどの不動産ファンドに参加してもらい、アイディーユーと共同で開催する特別オークション。加盟店に大口取引の機会を提供し、高い成約率を目指す。

 このほか、新たなサイトとしては、パソコン画面で物件周辺の環境を360度確認できる「ロケーションビュー」や、物件入力が簡単にできる「物件入力支援システム」などもスタートさせる。

【今週の視点】
 オークションサイトは、楽天をはじめヤフオクなど数多く存在する。不動産オークションの草分け的会社がマザーズオークションでCMでも目にする(株)アイディーユー。
 不動産であっても、大切なギターでもオークション取引が成立するその共通点とは、世界にひとつしかない唯物論的な発想なのかもしれない。
 数の少ないものは希少価値が高まり、どうしても手に入れたい人はお金に糸目をつけない!?のかも・・・。