総合マーケティングビジネスの富士経済はこのほど、住宅リフォーム市場の調査結果を発表した。
それによると、住宅リフォーム市場は、2010年に8.17兆円(06年比8.0%増加)になると予測した。
住宅リフォームは、薄利多売の拡大路線から、質を重視した収益性の高いリフォームを志向する事業者が増加し、500万円超の大型案件が増加しているため、市場は拡大していると分析。07年は7.7兆円(06年は7.562兆円)規模に達するとみている。
【今週の視点】
ニチアスの偽装事件で、以前のマンション耐震偽装からハウスメーカーのプレハブ住宅にまで偽装問題が波及してきた。建築に対する国民の信頼はいつ取り戻せるのだろうか。
リフォームは、請負金額500万円未満の場合、建設業許可を必要としない。いわば、500万円未満の案件は、パン屋さんや八百屋さんでも工事ができる。
500万円超の住宅改造とはいえ、安心を買えるかどうか、疑いたくなるのは私だけだろうか。