社説「住宅新報の提言」

「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞 積水ハウス

 積水ハウスはこのほど、環境省が実施する「平成19年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞した。

 同社が行っている「将来にわたり持続可能なまちづくり」が評価された。具体的には、高断熱、高効率給湯器、太陽光発電システムの導入による住宅建築により、生活時のCO2排出量削減に寄与するほか、住宅周辺の植樹・景観設計に配慮することで、持続可能なまちづくりの推進に努めたことが評価された。

 同社戸建住宅の標準仕様では、80年代に建てられた木造住宅と比較して、CO2排出量を年間約23%削減している。

【今週の視点】
 地球温暖化問題は、ますます深刻化している。エネルギー消費大国の米国と中国が温暖化対策にどれほど力を入れるかが今や世界の関心事となっているようだ。
 日本でも自動車業界をはじめとして、住宅・不動産業界各社の取り組みが着々と進められている。先ごろは、トステムが「100万人のキャンドルナイト2007冬至」(CO2削減を目的とした国民的ムーブメント)への参加を呼びかけ、全社的に屋外看板灯などのネオンサインを一時消灯することを発表した。
 環境対策に取り組む企業が増えることを今後も期待したい。