総合 売買仲介

CRE戦略 経営意識を刺激 遊休地を手放す動き活発化へ 急速に高まる資本効率ニーズ 不動産業界が存在感示す時

 社会経済活動に大きな潮目が訪れている。経済界が一丸となってコロナ禍からの巻き返しを図ろうと攻めの姿勢に転じ、株式市場はバブル経済崩壊後の最高値を更新し、長期に及ぶデフレ経済からの脱却に向けて期待が高まっている。日本は失われた30年を取り返せるのか。企業を取り巻く経営環境は大きく変わった。代表例は、解散価値を考えた経営をするよう東京証券取引所が上場会社に注文を付けたことだ。株主など利害関係者も企業に対して今以上に稼ぐ力を求める。そうした中で不動産業界では、企業不動産(CRE= Corporate Real Estate)に着目する。一般事業法人に不動産を有効に使うCRE戦略の重みが増しているためだ。(中野淳)

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