総合

インフレを成長の起点に 賃貸がつなぐ長寿社会 不安克服へ新発想 ライフステージで選択

 インフレが賃貸住宅経営を圧迫している。入退去時の設備機器の交換や修繕費などが上昇しても、それをそのまま賃料に転嫁することが難しいからだ。しかし、本格的長寿社会を迎え、賃貸住宅はその社会的役割が一層高まろうとしている。一方、インフレで若い世代の生活不安も増している。実質賃金が上がらなければ将来の結婚、住宅取得に伴うローンの返済負担など見通しを立てるのが難しいからだ。そうした中、〝賃貸〟という切り口が課題解決の糸口になろうとしている。所有を諦めるのではなく、その時々のライフステージに合わせて柔軟に住まいを選択していくという発想だ。

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