決算

住設は国内・海外とも増収減益 TOTO23年3月期

 TOTOの23年3月期決算のうち、住設事業は国内・海外共に増収減益。国内では上期に引き続き外部調達コストが大きく影響したものの、部材調達影響が収束した温水洗浄便座「ウォシュレット」が新商品投入などで業績をけん引し、リモデル・新築共に堅調に推移した。一部供給が滞っていた商品の納期が正常化し、売上高4627億円(前期比5.0%増)、営業利益194億5600万円(同14.9%減)を計上した。海外では、台湾の販売好調やベトナムの国内需要回復が奏功し、アジア・オセアニアでは増収増益した。

 23年度の住設事業は、国内が売上高4950億円(前年度比7.0%増)・営業利益250億円(同28.2%増)、海外が売上高2073億円(同9.9%増)・営業利益187億円(同45.0%増)と、共に増収増益を見込む。

TOTO

決 算 23年3月

売上高 7,011億円 (8.7%)

営業利益 491億円 (△5.9%)

経常利益 547億円 (△3.7%)

当期利益 389億円 (△3.0%)

予 想 24年3月

売上高 7,380億円 (5.3%)

営業利益 530億円 (7.9%)

経常利益 540億円 (△1.4%)

当期利益 390億円 (0.1%)

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