一建設、長野進出から5年 年100棟目前、3年後にトップ3へ 分譲と注文のシナジーも
住宅新報 2022年12月13日 号 16面
飯田グループの一建設は、17年に長野県に進出し、5年を迎えた。累計で、221棟の戸建て住宅を県内で供給。今年度は年間100棟の供給を目指しており、目標達成の目前まで進ちょく。来期は100棟を超える見通しだ。昨年1月には、長野市の営業拠点にショールーム「はじめギャラリー長野」を併設し、注文住宅の供給を本格的に開始。顧客対応力でシナジーも出始めるなど、鈴木里司執行役員は、「分譲と注文を一緒にやることがメリット」と語る。
同県は、夏季の暑さと冬の寒さを併せ持ち、積雪などの気候特性などへの対応ノウハウを持った地場系のビルダーが優位に立ちやすく、進出当初は苦戦したという。しかし、断熱性能のニーズが高いエリア特性に、住宅性能評価5分野7項目で最高等級を標準取得したZEH相当の断熱性能が奏功し、20年度には供給80棟を超え、21年度も78棟を供給するなど、想定どおりに伸長した。
注文住宅の供給開始を機に、昨年併設した「はじめギャラリー長野」では、注文住宅と主力の戸建て分譲住宅のグレードアップ対応の双方に注力。注文住宅は1年で11棟を供給するなど、既に供給棟数の1割を超えた。「首都圏に比べると認知度が低く、県内では〝一建設といえば分譲住宅〟といった先行イメージが特になかったためか、注文住宅が浸透しやすかった」(鈴木執行役員、以下同じ)。ギャラリー開設は、分譲住宅においても、コロナ禍を経てワークスペースの確保や玄関先への水回りの設置などをはじめ、更に進んだニーズの多様化への対応に役立った。施工前であれば分譲住宅の仕様変更には対応できるほか、仕様変更が可能な分譲地を紹介するケースもあるという。
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