総合

セミナー ハイパー 「なりすましメール」に注意 

 ハイパー(東京都中央区)は、インターネットの〝なりすまし〟メールの添付ファイルなどで企業を攻撃する「Emotet」(エモテット)が再拡大する中、情報漏洩や不正アクセス対策を考えるセミナーを『従来の防御手法がマルウェア対策として不十分である理由』と題して、日本HP(東京都港区)と5月に共催し、ウェブで配信した。

 同社によると、非常に強い感染力のあるEmotetは国内で21年4月以降終息したとみられたが、22年1月から感染が再度急拡大している。テレワークが普及して社外からアクセスする場面が増え、攻撃手法も巧妙化。各社員が持つ端末「エンドポイント」でのウイルス検知機能だけでは不十分で、新たな対策手法の導入を呼び掛けている。

 当日のセミナーで、「企業はセキュリティ対策よりも業務を優先しがちで、対策と生産性とのバランスが課題に上がっている。特別に意識をしなくても的確に企業を守れる対策ツールの導入が急務」と指摘。今後の対策方法として、「意識教育や検知ソフトの導入に加え、パソコン内の〝仮想空間〟で稼働するウイルス対策ソフトを導入することによって、フラストレーションを感じることなく対策できる」と説明。それに有用なツールとして、日本HP提供の『SureClickEnterprize』や、その導入を支援するハイパー提供のサービスを紹介した。