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SkyDrive 〝空飛ぶタクシー〟実装へ  大阪・関西万博で

 Sky Drive(愛知県豊田市)は、大阪エリアで計画する「空飛ぶクルマによるエアタクシー」の事業展開を目指している。25年の大阪・関西万博での空飛ぶクルマの実装や、26年以降の大阪湾岸エリアでの実装を見据えた方針などに関して、「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」(事務局・大阪府、以下・大阪ラウンドテーブル)が3月23日に開催した第6回全体会議で発表した。

 同社は、大阪ラウンドテーブルに設立当初から参画するなど、大阪・関西万博を一つの目標に「空飛ぶクルマ」の実装を目指している。その実現にアクセルを踏むべく、大阪ラウンドテーブルの活動の一環で21年10月には大林組、関西電力、近鉄グループホールディングス、東京海上日動火災保険と共同し、「空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」を実施した。

 同調査や大阪ラウンドテーブルでの議論、実証実験などをふまえて、同社は、日本初という「空飛ぶクルマによるエアタクシー事業」を大阪・関西万博で行う。万博会場と大阪の、にぎわい施設を円滑につなぐ考えでいる。具体的には、人工島の夢洲(ゆめしま)の遊覧体験、夢洲からベイエリアへの新たな移動体験や、ベイエリア施設間の特別な移動体験を企画している。

経済活性化に

 更に同社は、新たな体験・移動手段として確立させることで26年以降も、大阪ベイエリア(北港・南港・夢洲)の周遊を促進し、にぎわいを創出する。キタエリア(うめきた・新大阪)からのアクセスの利便性を向上させる。日本初となる「空飛ぶクルマエコシステム」を構築し、経済活性化を図るために離発着場のポート産業などを誘致する――などの取り組みを進める。