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車いすを10台寄贈 滋賀宅建青年部会

 滋賀県宅地建物取引業協会次世代委員青年部会(藤野光二青年部会長)は、同県社会福祉協議会(渡邉光春会長)へ車いす10台を寄贈した。

 3月18日、県立長寿社会福祉センター内において寄贈に対する贈呈式が行われ、同協会から仁志出健二次世代委員長(常務理事)と藤野青年部会長、大橋一徳副部会長、西山仁人副部会長、同県社会福祉協議会から丸山英明副会長らが出席、目録と感謝状がそれぞれに手渡された(写真)。

 同部会は地域福祉活動の一環として、よりよい社会づくりに寄与すべく毎年募金活動を協会を挙げて展開している。車いすの寄贈は14年から行われ、今年で8回目。

 車いすは、県内の市・町社会福祉協議会と社会福祉施設を通じて、介護保険非対象者や同対象者でもサービス利用の困難者、疾病に伴う障がい者を対象に、快適な日常生活と介護者負担軽減のために貸し出される地域の福祉用具貸出事業として活用されている。車いすを贈られた施設からお礼のメッセージが寄せられるなど、同事業は多くの人に喜ばれている。

 贈呈式冒頭で藤野部会長は、「青年部会は毎年、地域の社会福祉活動に貢献することを目的に、協会員から寄付を募り、集まったお金で車いすを購入し、必要とする団体に寄贈するボランティア活動を展開している。これからもこの取り組みを継続することが大事で、その価値と意義を強く感じている」と述べた。

 丸山副会長は「コロナ禍で厳しい社会情勢において、昨年に引き続き、寄付をいただき感謝している。必要とされる方のために利用させていただく」と謝辞を述べた。