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決算 減収減益にコロナなどの影響受け アルヒ22年3月第2四半期決算

 アルヒ(東京都港区、浜田宏会長兼社長)は11月11日、オンラインで22年3月期第2四半期決算説明会を開催した。

 第2四半期期間における営業収益は、前年比で1.8%減となった。浜田会長によると、(1)新型コロナウイルス感染症の影響などにより新規融資実行件数が1万1250件で同8.3%減となったこと、(2)中古マンション・中古戸建ての成約件数が少なく、供給が需要に追いついていないこと、(3)銀行が金利変動型住宅ローン商品を多く出して、固定型から流れたこと(フラット35市場全体の融資実行件数は同12.1%の減少)をその理由に挙げた。

 また、広告宣伝費などの戦略的費用が増加したことで、税引き前利益は16.5%減となり、減収減益となった。

 下期については、ワクチンの普及などによるコロナの収束が見込まれることで、ローン事業の回復と初めて2億円の売り上げを計上した買取再販事業の強化などにより、増収増益を確保できるとした。

     アルヒ

決 算 22年3月第2四半期

営業収益 130億円 (△1.8%)

税引前利益 33億円 (△16.5%)

当期利益 22億円 (△15.3%)

当期純利益 22億円 (△15.3%)

予 想 22年3月

営業収益 295億円 (10.0%)

税引前利益 85億円 (10.0%)

当期利益 57億円 (10.1%)

当期純利益 57億円 (10.1%)