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LiveSmart 低コストでスマートホーム化 コンセントにさすだけで環境構築

 エアコンや照明などを制御するスマートホーム機器を展開するLiveSmart(東京都港区、ロイ・アショックCEO)は、コンセントにさすだけでスマートロックなどを実現する「スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi」の販売を開始した。月額500円、最短1カ月からの利用が可能。スマートホームやスマートロックの導入にはインターネット環境が必要だが、データ送信量が少ないこれらの機器の通信用に新たに固定回線を引くことはコストや自ら設定する手間が必要だった。住宅メーカーのモデルハウスや住宅設備のショールームなどのスマートホーム化などにニーズがあり、賃貸住宅の空室をスマートホームのモデルルームにするという使い方もあるという。

 同商品は、インターネットがない環境において、無線によるネット通信環境を実現する。企業がモデルルームやショールームをスマートホーム化する場合、セキュリティの観点から社内のネットワークを使用できないというケースもあり、こうした場合にコンセント型Wi-Fiが利用できる。コンセント型のほか、有線に対応したWi-Fiも用意した。

 8月に複数社において実証試験を行い、同社のスマートホームサービスや他社のスマートロック機器など複数メーカーの機器と接続して動作を検証。各機器の動作、通信速度、安定性について問題ないことを確認した。本実証試験に参加した同社顧客への正式導入が決定している。