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LIXIL住研 新コンセプト住宅を全国販売 健康と家の良好な関係追求

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新コンセプト住宅「すごい家」の外観 新コンセプト住宅「すごい家」の屋内
 新コンセプト住宅「すごい家」を開発したLIXIL住宅研究所(東京都江東区、加嶋伸彦社長)。同商品は断熱性、空気清浄、安心性など3つの開発テーマに沿って、これからの住宅に求められる性能を検討して網羅した。寒冷地仕様を追加し、10月23日から全国で発売する。

 新コンセプト住宅は3つの開発テーマを持つ。内容は(1)冬場、どこにいても暖かい(全館空調システム、高断熱性能)、(2)いつも空気がきれい(24時間熱交換換気システム、高気密性能、チタンメッシュ採用空気清浄機能、光触媒塗布床材)、(3)安心して暮らせるストレスフリー(太陽光発電・蓄電池、耐震・制震)――となる(カッコ内はテーマに対応する設備・性能)。家が健康に与える影響を考慮し、良好な関係を追求して開発された。

 断熱性能では壁や床、天井に加え、開口部の断熱も強化。業界最高基準のHEAT20・G3、数値が低いほど熱の出入りが少ないUA値は0.23となる。換気システムの空気の流れを利用し、屋外空気や全館の空気を1階と2階の階間に集約。高性能フィルター、光触媒のテクノロジーにより、きれいな空気を循環させる。耐震・制振では1棟ごとにプランを構造設計CADシステムで検証し、住宅性能表示制度・耐震等級において最高等級の耐震等級3を確保。高層ビルで使用される制振技術も採用した。

 太陽光発電(PV)システムの搭載にはPPA(電力販売契約)を採用。初期費用をかけないことでPVシステムの設置を促す。蓄電池の標準搭載で非常用電源を確保し、レジリエンス性を高める。

来春は25店舗で販売

 同商品は同社の設計士がプランニング。コンセプトに賛同した「アイフルホーム」ブランドのフランチャイズ加盟店で取り扱う。5月下旬から、北海道、青森、岩手、秋田を除くエリア(断熱地域区分4-7)の17店舗で先行的に販売。寒冷地仕様(UA値0.20をクリア)の追加を機に全国の約20店舗に販売網を拡大、22年4月には25店舗程度にまで増やす計画だ。

 同商品は木造軸組み金物工法。構造体を含む建築材料の無駄を省き、省コストと省施工を実現した。プランはボックス(総2階)タイプ×2プラン(28坪、32坪)、下屋タイプの2プラン(34坪、40坪)の計4プラン(坪数は工事床面積)のセミオーダータイプ。建物本体の参考価格は下屋タイプ(40坪)で2893万円(税込み)。

 今回の「すごい家」は商品力の更なる強化だ。9月29日のオンライン会見で加嶋社長は「業界のトップランナーを目指したい。まずは(政府の)カーボンニュートラル宣言への対応。研究開発の着手はコロナ禍以前だが、当時からSTOP感染症への対応をしっかり行おうと考えていた。そしてレジリエンス、災害対策」と開発の背景を説明した。新コンセプト住宅は生活の質、ライフサイクルコストの向上をベースに毎年バージョンアップを図る方針だ。

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