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積水ハウス スマートホームサービスを開始 専用アプリで直感的に操作、高度なセキュリティも

 積水ハウスは8月30日から、スマートホームサービス「プラットフォームハウスタッチ」の販売と運用を開始する。「業界初」の間取り図と連動した専用アプリを通じ、ユーザーはより直感的に各種設備機器の遠隔操作などができること、高度なセキュリティシステムを導入し、情報漏えいの懸念にも対応していることが特徴。当初は新築戸建て向けだが、将来的にはマンションやリフォームへも展開する。

 新サービスは、人生100年時代の幸せの提供を目指す「プラットフォームハウス構想」の第1弾。当初は関東・関西地区のみの展開だが、12月から全国に拡大する。導入コストは50~80万円。初年度に2400棟への導入を計画している。

 対応する設備機器はエアコン、照明、電動シャッター、浴槽の湯張り、床暖房などで、アプリで外出先からでも操作できる。他に、窓・玄関ドアの状態確認・異常状態の通知、火災警報器鳴動の通知、家族の帰宅・外出の通知といったセルフホームセキュリティの機能もある。

 更に温湿度センサーで部屋の状態を可視化、熱中症のアラート通知、家族の機器操作履歴などの一覧確認ができるなどの機能を有している。ユーザーは、間取り図の中に表示されたアイコンにより、視覚的に設備の状況を認識でき操作ができる。

 会見した吉田裕明プラットフォームハウス推進部長は、「(従来の住宅IoTサービスとは異なる)ハウスメーカーならではの経験と発想が生かされた、住まい手のライフスタイルに溶け込みやすいサービス」と語った。現状、対応する設備機器は同社指定品のみだが、今後対応可能な指定品が増えれば、機能の拡張が可能だとしている。

 操作などの情報は、同社が管理するクラウド上で管理し、高度なセキュリティシステム「エッジシステム」を導入。これにより、一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会が定める、スマートホーム分野における「サーティフィケーションマーク★★」を取得している。

 サポートは、カスタマーズセンターオーナーデスクと連携した、サービス専用のコンタクトセンターが担当する。