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Hmcomm 物件確認対応の自動化で新サービス 

 国立研究開発法人産業技術総合研究所(茨城県つくば市)発のベンチャー企業であるHmcomm(東京都港区)は、独自開発のAI(人工知能)音声自動応答システム『Terry』を、不動産業DX(デジタルトランスフォーメーション)支援のSS Technologies(東京都千代田区)が提供する物件確認サービス『物確クラウド』向けにOEM(相手先ブランドで生産)で提供を始める。

 不動産管理会社の物件管理担当者を介することなく、最新の空室状況を電話でリアルタイムに確認できるようにする。物件状況は事前に管理会社側でシステムに入力しているため、問い合わせ電話に対してAIが自動で応答する。

 不動産仲介店舗での物件の空室状況に関する問い合わせ業務は、煩雑で手間が掛かるとの声は少なくない。今後、同システムを全国展開していくことで、23年度までに導入提供先として、3000拠点を目標にしている。