講談社・現代ビジネス編集部(東京都文京区)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)で加速する『バックオフィスの生産性革命』を考えるセミナーを7月29日に開催し、ウェブで配信した。
パロアルトインサイト(米国カリフォルニア州)CEOの石角友愛氏は、DXを推進する上で、「ツールなどの単体だけでは抱える課題は解決しない。目標とするゴールから〝逆算〟して、なぜ、どのように導入するのか、ビジョンを策定することが先決になる」と指摘。「デジタル技術による抜本的なビジネスモデルへの変革が、DXの本来の目指すべき姿になる。会社が持つ競争優位である〝コア〟な事業を再定義して、それをデジタル化によって強化すること」と説明した。また、同社がDX化を支援した具体的な企業の事例を紹介し、DXの実現には、「経営者自らが舵をとる。社員の意識も変革させて、部分最適から〝全体最適化〟を図っていくことが重要になる」と強調した。
そのほかの登壇者からは、契約関連業務でLegalForce(東京都江東区)、経理関連業務でビザスク(東京都目黒区)、マネーフォワード(東京都港区)、コンカー(東京都中央区)の各社が、それぞれ提供している最新のテックサービスを紹介した。
