決算

オフィス改善も商業やホテル低迷で減収減益 三菱地所20年度

 三菱地所は5月13日、21年3月期連結業績を発表した。それによると、新規オフィスの通期稼働や既存ビルでの賃料増額改定などから増収要因となったが、アウトレットモールなどの商業施設やホテル事業が低迷し、減収減益となった。住宅事業については、売上計上戸数は増加したものの、首都圏郊外や地方都市が増えたため減収、粗利は改善したが賃貸物件売却益が減り減益だった。

 22年3月期については、商業施設やホテルが回復して増収増益となり、過去最高を更新する見通しだ。

三菱地所

決 算 21年3月

営業収益 1兆2,075億円 (△7.3%)

営業利益 2,243億円 (△6.8%)

経常利益 2,109億円 (△3.9%)

当期利益 1,356億円 (△8.6%)

予 想 22年3月

営業収益 1兆3,260億円 (9.8%)

営業利益 2,450億円 (9.2%)

経常利益 2,200億円 (4.3%)

当期利益 1,420億円 (4.7%)

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