積水ハウスは3月4日、21年1月期連結業績を公表した。鴻池組の売り上げが計上された建築・土木事業が大幅な増収増益。戸建ての高価格商品などが奏功したものの、全体としては増収減益だった。22年1月期の通期予想は、WEB面談などの取り組みを進め、新常態に対応した商品開発を強化するなどで増収増益を見込む。
セグメント別では、戸建住宅事業は、新型コロナによる販促イベント自粛などで受注が減少したが、後半は増加基調となり、売上高3233億円(前年度比17.3%減)、営業利益322億円(同29.8%減)となった。賃貸住宅事業では、都市部中心のエリアマーケティングを徹底。ZEH化を推進するなど付加価値提案を強化し、3.4階建てを中心に受注を拡大する一方、ホテルなどの非住宅の受注が減少し、売上高3587億円(同0.4%減)、営業利益470億円(同5.3%減)となった。
積水ハウス
決 算 21年1月
売上高 2兆4,469億円 (1.3%)
営業利益 1,865億円 (△9.1%)
経常利益 1,846億円 (△13.7%)
当期利益 1,235億円 (△12.5%)
予 想 22年1月
売上高 2兆5,520億円 (4.3%)
営業利益 2,000億円 (7.2%)
経常利益 2,000億円 (8.3%)
当期利益 1,350億円 (9.3%)