売買仲介

協会版ガイドライン作成へ 神奈川宅建 新会長は草間氏

 神奈川県宅地建物取引業協会(神奈川宅建)は6月1日、令和2年度通常総会を開催した。第4号議案「役員選任に関する件」では、筆頭副会長の草間時彦氏(くさま・ときひこ、横須賀三浦支部)が第11代会長に選任された。草間氏は57(昭和32)年9月16日生まれの62歳。

 就任のあいさつに立った草間氏は「新型コロナウイルス禍での就任という重責に身が引き締まる思いだ。まずは会員、役員、職員の命と健康を守った上で協会運営を進める」と述べた上で、専門家会議が提言している「新しい生活様式」や国土交通省が出した業界団体向けのガイドラインを基に、協会版のコロナ感染防止対策ガイドラインを早急に作成すると明言した。

 更に、歴代の会長、役員が築いてきた功績を胸に刻み、和をもって協会運営に臨むとした上で、「デジタル化や社会情勢の変化を鑑みて、不動産業界における事業環境の変化対応にも注力する。感染症防止対策が、本会のデジタル化の加速につながることを期待する」と述べた。