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新型コロナの軽症者施設に無人搬送ロボ ロボットベンチャーのZMP

 ロボットベンチャーのZMPは、新型コロナウイルス感染症の軽症者などの宿泊療養施設に、無人物資搬送ソリューションを提供した。民間のホテルなど軽症者の受け入れ施設では、日々の弁当配送やゴミ回収など多くの物資搬送業務が発生。この業務に自治体職員が対応するなど、二次感染リスクが指摘されている。同社は、物流支援ロボット「キャリロ」を使い、感染リスクの低減と心理的負担の軽減、運搬作業の省力化を図る。宿泊施設で、「キャリロ」が指定の場所まで無人で運搬。また、施設内を自動巡回する機能もあり、各部屋の前まで物資を運搬することもできる。軽症者も家族からの物資やネット通販で購入したものを受け取るために、人と接触する必要がなく、対応に当たる職員のリスクや労力を低減し、利便性も向上させることが可能になる。