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ライナフ 新オプション提供 物件確認をパソコン受電

 ライナフ(東京都千代田区)は、物件確認をAI(人工知能)技術の活用によって自動化するサービス「スマート物確」で、在宅勤務中でも物件確認の電話を受け取れる『スマート物確・リモートワークオプション』の提供を開始した。オフィスに掛かってくる問い合わせの電話をパソコン上でも受け取れるようにした。新型コロナウイルス感染症対策の支援策の一環として、5月末までの契約分を対象に、同オプションの初期費用と月額サービス利用料を無償で提供する。

24時間365日対応

 「スマート物確」は、物件確認を自動化するサービス。24時間365日、仲介会社からの物件確認の電話にAIが自動で応答する。独自の音声認識技術によって物件を特定し、自動音声で応える。同社の調べでは物件特定率は95%だという。応答する項目や文章の変更、時間や曜日ごとの設定をすることも可能で、業務効率化に期待できる。

 今回、付加した新オプションでは、オフィスや自宅などの場所を問わず、物件確認の電話をパソコン上で受け取れるようになる。

 従来の「スマート物確」のサービスでは、AIの自動応答によって一次対応した上で、自動応答の対応範囲外の問い合わせについては、管理会社に電話が転送されて担当者が応答する必要があった。今回の新オプションでは、自動応答のその対応範囲外の問い合わせについて、パソコン上で受電できる。最大で10人までを受電対応者に設定でき、インターネットの環境があれば、在宅勤務中の自宅でも電話対応が可能となる。