森ビル 都心開発の系譜 (上) 虎ノ門・麻布台プロジェクト 「ヒルズ」の全ノウハウを投入 緑の広場に超高層3棟 六本木ヒルズに匹敵する規模
住宅新報 2019年8月27日 号 4面
「『ヒルズ』の未来形を形にする」――こう述べたのは、8月22日に会見した辻慎吾森ビル社長。まちづくり協議会設立から30年を要した「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業(虎ノ門・麻布台プロジェクト)」(東京都港区)が19年8月5日に着工、23年3月に竣工する予定だ。緑あふれる広場を中心として、住宅やオフィス、商業施設を整備し、六本木ヒルズ並みの年間2500万~3000万人の来場者を見込む。緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街「Modern Urban Village」がコンセプト。これまで「ヒルズ」で培ったノウハウをすべて注ぎ込む。同プロジェクトは「アークヒルズ」から始まる都心開発の系譜を継いでいる。
同プロジェクトは、「アークヒルズ仙石山森タワー」に隣接した立地。日比谷線神谷町駅付近から南北線六本木一丁目駅付近にかけて広がる起伏ある敷地で、六本木ヒルズと並ぶ規模の再開発となる。
同プロジェクトは、オフィス、商業施設、同社で最大供給戸数となる住宅、日本初進出の高級ホテル、インターナショナルスクール、生活支援・交流施設などを整備する。高層棟3棟のうちメインタワーは高さ約330メートルで、高層階には世界レベルの住宅90戸、7~52階にはオフィスが入居。低層棟では、スモールオフィスも整備する。
また、東西約700メートルの地下の歩行者用道路で地下鉄神谷町駅と六本木駅を結ぶ歩行者ネットワークを実現する。自立・分散型エネルギーシステムの導入や帰宅困難者の受け入れなど防災対応力を強化。更に、住宅などの雑排水活用による水資源の活用や自然エネルギーの活用など環境負荷の低減を図る。


























