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大言小語 「街を選ぶ」とは

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 昔、こんなことを人に言われたことがある。「尾久や三河島には住まないほうがいい。交通が不便だから」と。今年の都道府県地価調査で、東京23区住宅地のうち最も上昇した区は、千代田区でも港区でもなく、荒川区。3線がクロスする南千住、そして尾久、三河島がある古くからの下町だ。

 ▼意外と思うかもしれない。だが、都心部は価格が上昇しすぎて頭打ち。一方、荒川区はまだ価格が安く割安感がある。そして、昔と違って交通利便性が上昇した。尾久は上野と赤羽の間にあるが、上野東京ラインの開通により、東京駅まで2駅、約10分と至便になった。昔の「陸の孤島」のイメージは完全になくなった。忠告してくれた人はもう鬼籍に入っているが、このことを知ったら、さぞかしびっくりすることだろう。

 ▼こうしてみると、住まい選びは現在の環境もさることながら、将来性に注目することも必要か。しかし、実際は難しい。もちろん、鉄道計画などで先読みすることはできるが、計画が遅延したり、頓挫することもしばしば。青田買いして、開通を待ち、苦労して通勤を続け、定年退職した後にようやく開通というケースもある。

 ▼誰もが都市の成長を完全に予測することはできない。住まいの周りの環境に満足して住み、その環境を維持するための枠組みなどに自らが参画する。これが一番の「街選び」となるのではないか。

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