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東京都板橋区で全89戸、IoT導入の学生マンション竣工 中央日土地

 中央日本土地建物は3月7日、東京都板橋区で開発を進めていた学生向けマンション「バウスクロス板橋加賀」を竣工した。学生向けマンションとしては希少(同社調べ)な試みとして、IoT機器の導入によるスマートルーム仕様としたことが特徴。

 同物件は都営地下鉄三田線新板橋駅から徒歩9分、JR埼京線十条駅からは徒歩12分の立地で、敷地面積は約1070平方メートル。徒歩圏内に東京家政大学・短期大学や帝京大学が立地するほか、電車を乗り換えずにアクセスできる範囲に計20校以上の大学が所在するエリア。また近隣駅の周辺には商業施設が並ぶなど、生活利便性の高さも強みとする。

 建物は5階建て、総戸数は89戸。間取りは1Rで、専有面積は約14~17平方メートル。専用アプリのダウンロードおよび設定等により、スマートフォンやスマートスピーカーで照明や空調機器などを操作できる。また、ラトックシステムが提供するスマートリモコン「smalia」を採用し、内臓センサーにより温度・湿度や照度の情報を取得することで、照明と空調の自動運用や遠隔での確認・操作も可能としている。
加えて、同社グループで開発・保有する学生向けマンションとしては初めて、太陽光発電設備および電動アシスト自転車のシェアリングサービスも導入。シェア自転車は地域住民も利用可能とする。

 同社グループは29棟約2900戸の学生向けマンションを開発・保有。22年2月には学生向けマンション事業の新ブランドとして「バウスクロス」を立ち上げており、同物件はその第3弾物件となる。

(写真) 「バウスクロス板橋加賀」外観